梅雨明けの予感に飾らない笑顔
夏の強い日差しが照りつけるなかでも、木陰に入ればどこかホッとするような風が吹き抜ける。この土地の夏は、ただ暑いだけではない。土から命が湧き出し、それが人々の暮らしの知恵と結びつく、とても賑やかで温かい季節だ。
今週、調布の街のあちこちから聞こえてきたのは、そんな夏の恵みを五感で楽しむ人たちの、飾らない笑顔の音だった。
観測された事象の断片
深大寺周辺での「ほおずきマルシェ」と「ハッピーゲート」の連動
深大寺の参道や門前広場が、鮮やかな橙色のほおずきで彩られる週末がやってくる。お寺の厳かな空気の中に、ぽっと灯った提灯のようなほおずきの実。日常の散歩道が、少しだけ特別なお祭りの空間に変わる、あの懐かしい高揚感がそこにはある。
調布・深大寺で「ほおずきマルシェ」 「ハッピーゲート」に合わせ週末開催深大寺山門近くの「まんくう広場」(調布市深大寺元町5)で7月12日、マルシェイベント「ほおずきマルシェ」が始まった。調布経済新聞仙川の農園で見られた、空中を彩るスイカの収穫体験
土の上ではなく、栽培棚からごろんと目の前にぶら下がる大きなスイカ。子供たちが目を丸くしてそれを見上げ、自分の手でそっと収穫する。スーパーの棚にきれいに並んだ果物からは見えない、植物が生きていることのたくましさと不思議さに直接触れる時間。
【公式】伊藤農園asobibatake京王線仙川駅より徒歩3分 伊藤農園asobibatakeでは、夏休み期間にミニトマト狩りや枝豆収穫体験をお楽しみいただけます。新鮮な野菜の美味しさ、農業の楽しさをご体験いただければ嬉しいです。【公式】伊藤農園asobibatake
ひとことのつぶやき:目で見つめ、手で触れる、夏の愛おしさ
ふっくらと膨らんだ橙色のほおずきを覗き込むとき。頭の上に実った大きなスイカを下から見上げる瞬間。
こうした体験に、難しい理屈や長い説明はいらないのだと思う。ただ「うわあ、きれいだな」「こんな風に育つんだね」という、素直な驚きと喜びがそこにあれば、それだけで十分だ。
街の中で自然の恵みがすぐ近くにあるということ。それは、私たちがいつでも「あ、夏が来たんだな」と五感で季節を受け取れる、心のゆとりを生み出してくれる。
遠くのテーマパークに行かなくても、いつものお寺の参道や、少し歩いた先の農園に、こんなにも心を動かされる景色が転がっている。そのことに気づき、みんなで面白がれる空気があることこそが、この調布という街の本当の優しさであり、価値なのだと思う。
橙色の灯火のようなほおずきと、ずっしりと重い緑のスイカ。この二つの色が街に溢れるだけで、私たちの日常はいつもより少しだけ、色鮮やかで愛おしいものに変わっていく。
深大人について
のの深大寺、天気は、。
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@jindaiji_n